テスラの氷上走行性能

先日、テスラのメーリングリストに「Tesla Winter Experience on Ice |氷上ドライブ体験」というキャンペーンのお知らせが届き、ダメ元で応募したら僅か5組しか当選しないところに運良く選ばれました。

WinterExpCTA.JPG

通常の試乗会やイベントとは異なり、新規顧客を開拓しつつ、既存のオーナーにも安全運転講習を行う素晴らしい企画です。会場となった女神湖は氷上ドライビングのメッカで、YouTubeでも様々な動画がアップロードされています。

当日はプロのレーシングドライバーも2名講師として参加しており、走行前に様々な注意事項やEVの特徴についてご説明頂きました。

IMG_3754.JPG

以下の図をご覧頂くとその差は一目瞭然ですが、EVはモーター1基につき、ローターとドライブシャフトとホイール2輪しか回したり止めたりしなくてよいのに対して、ガソリン車ではピストン、コンロッド、クランクシャフト、フライホイール、クラッチ(トルコン)、トランスミッション、プロペラシャフト、デフ、ドライブシャフト、そしてホイール4輪と、とんでもない重量を制御しなくてはなりません。つまりEVはガソリン車よりも細やかにタイヤを制御できるため、車体が滑り出してもイチ早く対応することが出来るのです。IMG_3763.JPG

このことを実証すべく、テスラでは参考車両としてアウディA6を用意してくれました。「噛ませ犬」として適当な車を用意するのではなく、4WDの性能に定評がある車種を用意するあたり、テスラも相当の自信があるのでしょう。AudiA6.JPG

まずはプロドライバーがお手本を見せながら、コース各部の注意点や、姿勢制御が効いている様子を説明してくださり、その後交代して、実際に体験するという流れです。

Kurosawa.JPG

乗り比べた感想は以下の通りです。

発進: どちらの車も氷の上なのでそれほど速く加速できませんが、重量がアウディより400kgも重いモデルSのほうが出足がいいと感じました。

定常円: テスラは切り込んだ方にグイグイ曲がりこみます。アウディはTRCが効いているはずなのにアンダーが出ます。なお、TRCを切るとアウディのほうがドリフトしやすかったです。テスラはどこまでも車を安定させようとしてくる感じだったので、意図的に車を滑らせて遊びたい方はアウディのほうがオススメです。

スラローム: ここでもテスラが優位で、ハンドルを切った方にノーズがスッと切れ込みます。テールが流れても直感的にリカバリーが出来て、アウディよりも一段高い速度域で自信を持って車をコントロールできました。

ブレーキ: あまり注意を払っていなかったのでABSによる減速性能はノーコメントとします。それよりも回生ブレーキによる減速が試したかったので、設定を「弱」ではなく「標準」にして、全開の半分ぐらいの力で回生してみました(バッテリーが冷えすぎてフルパワーが出ませんでした)

RegenonSnow.JPG(参考: このぐらいだったと思います)

オーナーの方なら分かると思いますが、これでも結構な減速Gがかかります。この状態でもタイヤがロックすることなく普通に減速できました。回生時にタイヤがロックしたらABSのように介入が入るのか、また試せる時に試してみます。

これだけ読んでいると「お前はテスラ信者だからテスラのことをよく書いて、アウディをこき下ろしているだけだろう」と思う方もいらっしゃると思いますが、遊園地のコーヒーカップに相撲取りと一緒に乗って回すのと、自分だけで乗って回すのではどちらが楽なのか考えてみてください。根本的にガソリン車に勝ち目がないことが理解できると思います。

sumo.JPG
(Illustration credit: いらすとや)

最後に、とてもためになるイベントを企画・開催してくださったテスラジャパンの皆様に御礼申し上げます。従来の車との比較ができるイベントを今後も積極的に開催していただけることを願っております。

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