これまで生産のボトルネックの都合で予定よりも出荷台数が少なかったモデル3ですが、その問題も解消されて順調に生産がされているようです。当初予定では2017年Q3に1500台を納車と言っていたのに実際は生産が260台、納車が220台にとどまり、株価が急落する場面も見られましたが、モデル3を予約している層の多くは「ここまで待ったんだから、数ヶ月伸びても構わない」という人が多く、相変わらずキャンセルよりも新規受注のほうが多いようです。
先日はカリフォルニア州フリーモントの工場で続々と作られるモデル3のシャシーのGIF動画もリークされ、イーロン・マスク本人も工場の様子を自身のインスタで公開しており、どちらもハイペースでラインが流れていることから、生産台数が指数関数的に増えるのは間違い無さそうです。
そして、これまでテスラ社員やステークホルダー等の関係者にしか納車されていなかったモデル3ですが、ついに一般客にコンフィギュレーターへの招待が届きました。以下、サンフランシスコ在住のYou You Xueさんのスクリーンキャプチャです。
(Photo credit: You You Xue)
最後の写真の赤い四角の上にDelivery in 4 weeksと書いているので、Xueさんは今年中に納車されることになります。また、金額の内訳ですが
・ モデル3車体本体価格 35000ドル
・ ロングレンジバッテリー 9000ドル
・ プレミアムアップグレード 5000ドル
オプション
・ パールホワイト塗装 1000ドル
・ 19インチスポーツホイール 1500ドル
・ エンハンストオートパイロット 5000ドル
補助金・各種節約
・ 連邦税額控除 7500ドル
・ カリフォルニア州EV購入補助金 2500ドル
・ 5年間に節約できるガソリン代の予測 3584ドル
補助金を含まない税抜価格 56500ドル
「35000ドルで買えるテスラ」の触れ込みから、なんだかんだで200万円以上アップしていますが、どれも欲しいオプションばかりだから仕方ないですね。日本仕様だと700万円前後と予想されます。
その他Xueさんが選ばなかった完全自動運転オプションは3000ドル(後付で買うと4000ドルか?)でした。プレミアムアップグレードパッケージの内容は、プレミアムシートヒーター、オープンポアウッドトリム、ガラスルーフ(全グレードガラスじゃないの?!)、USBポート、12Way電動フロントシート、電動ステアリングコラム、電動サイドミラー、プレミアムオーディオシステムなどが含まれます。一部予想では、幾つかのアンビエントライトもプレミアムアップグレードではないかと言われています。
日本は2019年納車開始なのでワクワク感が今ひとつ足りませんが早く生産ペースを上げて右ハンドル仕様もバンバン作って欲しいですね。