モデルS/Xとモデル3の差別化?

2017年の夏頃から、新車で販売されるモデルS/Xのパフォーマンスが上がり、0-100km/hタイムが大幅に短縮されました。特に顕著なのがエントリーモデルの75や75Dです。以下、アメリカでの数値をまとめましたが、日本は計測基準が少し異なるので日本仕様は下記のタイムより0.2~0.3秒遅いと考えてください。

モデルS
75 5.5秒→4.3秒
75D 5.2秒→4.2秒
100D 4.2秒→4.1秒

モデルX
75D 6.0秒→4.9秒
100D 5.2秒→4.7秒

ソフトウェアとハードウェア(新開発のインバーターとバッテリーとの噂あり)の両方を見直したことで1秒以上0-100km/hタイムを縮めることに成功したのですが、なぜこんなことをするのでしょう?それは7月28日に納車が開始されたモデル3が影響していると考えられます。現在販売されているモデル3はデュアルモーターもなく、パフォーマンスやルーディクラスモードもない、ただの後輪駆動モデルですが、それでも0-100km/hタイムが5.6秒(日本では5.8秒か?)とされています。つまり、フラッグシップモデルのSの75とくらべて0.1秒しか差がないと、最上位モデルの面子も保てないし購買意欲も削がれます。

ということでモデル3との差別化のためにパフォーマンスアップグレードが行われたところまでは理解できるのですが、ここからがテスラの凄いところです。既存のモデルSやXのうち、条件を満たしている車両はサービスセンターで「無償で」ハードウェアを交換してもらって、上記と同様のパフォーマンスを手に入れられるのです。希望者だけなので、そんな加速は必要ないという方は、現在のままでもOKです。特殊な例で、初期のモデルS 70をS 75にバッテリーアップグレードしたオーナーが今回のパフォーマンスアップグレードに該当した例もあるので、該当車両はかなりの数に上ると思われます。日本ではこの記事を書いている時点でまだ、販売した車両のアップグレードについては何も発表されていませんが、もしかしたら75や100のオーナーには、「そのうち」いい知らせが届くかもしれませんね。

一方でテスラロードスターや60、85、そして私の90などは今回の遡及的アップグレードの対象外のようです。75Dと90Dはこれまで差別化されていたのに、同じタイムになってしまって正直ガッカリですが、ここのフォーラムを見ると、どうやら90Dの4.2秒(日本仕様は4.4秒)は当時のP90Dとの差別化のために控え目の数字を公表していて、実測値で3.87秒を記録したこともあるそうです。もしアップグレード版の75Dにお乗りの方がいらっしゃったら、ぜひ横並びで比べましょう。

今後はモデル3もデュアルモーターやパフォーマンスが発表されるので、それぞれのモデルがどう住み分けていくのかも含め随時最新の情報をお届けしていきたいと思います。

 

追記: DragTimesによると、2017年10月製造のモデルS 100Dで、VBOXで測定したところ0-100km/h 3.59秒を記録したようです。P100Dとの差別化のために敢えて控え目に公表しているんでしょうけど、0.5秒も違うとさすがにダメでしょ。これで75Dもサバ読んでたらますます90Dの立場がなくなっていく、、、

1件のコメント

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中